綿半HD、綿半グループとあっぷるアイビーが共同配送を本格化

■長野県企業が手を組み、共同配送・共同仕入を拡大

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)は15日、スーパーセンターを展開する綿半ホームエイドと長野県と北陸3県にファミリーレストランや焼肉店を展開するあっぷるアイビー(長野県須坂市)が、肉類の共同配送を本格的に開始すると発表した。両社は、物流コストが高騰する中、共同配送をすることで物流の効率化を図り、コスト削減を目指す。また、食品スーパーマーケットを展開するキラヤ(長野県飯田市)との共同配送の拡大も発表した。

 綿半グループとあっぷるアイビーは、2021年の年末に和牛の共同仕入を開始し、年末年始などの「ハレの日」の和牛販売をメインに共同仕入を継続している。共同で和牛一頭買いをすることで、綿半の小売店舗では一般家庭に需要の高い肉を,あっぷるアイビーの外食店舗では希少部位の肉を提供するため、双方の欲しい部位を顧客に販売できるというメリットがある。今後は和牛の取扱量の増加に加え、豚肉・鶏肉・野菜等の共同仕入も実施し原価低減を進め、顧客に還元していく。

 綿半グループでは、今回のように綿半とあっぷるアイビーいう長野県企業が手を組み、共同配送・共同仕入を拡大し、鮮度の高い商品をより安く提供することで、地域経済の活性化に寄与していくとしている。

 また、同日綿半ホームエイドと食品スーパーマーケットを展開するキラヤとの共同配送の拡大も発表し、物流の効率化とコスト削減を目指すとした。

 精肉や食品、南信州特産の切り花等もキラヤと共同仕入を行うことで、鮮度がよく、より安い商品を顧客に提供できるようになった。

 そして、今後は4月1日より稼働する綿半インテックの綿半グループ飯田第一物流センターの活用も視野に入れ、商品数をさらに拡大。鮮魚や青果、食品、日用雑貨などの共同仕入を実施する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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