東宝が急伸、2月決算と自社株買いなど好感され4か月ぶり5400円台に進む

業績でみる株価

■「ゴジラー1・0」ヒット、今期は減益、減配を見込むが上方修正の期待

 東宝<9602>(東証プライム)は4月16日、急激に出直る相場となり、取引開始後は10%高の5451円(480円高)まで上げて約4か月ぶりの5400円台に進んでいる。15日の15時に2月決算と期末配当の大幅増配、自社株買い(自己株式取得)などを発表し、好感買いが先行している。今期・25年2月期の予想は全体に微減、減配の見込みとしたが、株主還元方針を「配当性向30%以上」としているため、業績推移によっては配当も上方修正される余地が大きいとみられている。

 4年2月期の連結決算は、ゴジラ70周年記念作品「ゴジラ-1.0」のヒットなどで営業収入が前期比16.0%伸び、営業利益は同32.0%増加、親会社株主に帰属する当期純利益も同35.5%増加した。自社株買いは、資本効率の向上及び株主の皆様への利益還元の充実を図ることを目的とし、取得上限株数400万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.29%)、上限金額240億円で、2024年4月16日から同年5月31日の予定で実施するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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