【株式市場】前場の日経平均は189円高、朝方一時86円安まで軟化するが切り返す

◆日経平均は3万8392円10銭(189円73銭高)、TOPIXは2727.05ポイント(20.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億4103万株

 5月9日(木)前場の東京株式市場は、連続最高益予想の三菱重<7011>(東証プライム)が下げて始まり、トヨタ<7203>(東証プライム)も朝寄り後に軟化したことなどを受け、日経平均は取引開始後に86円96銭安(3万8115円41銭)まで軟化する場面があった。しかし、決算発表を受けて昨8日に下げた任天堂<7974>(東証プライム)や伊藤忠<8001>(東証プライム)は反発し堅調なため下値買い意欲は強い様子。日経平均は次第に強含み、前引けにかけて193円56銭高(3万8395円93銭)まで上げて前日比で反発基調となった。

 コーセー<4922>(東証プライム)がストップ高となり第1四半期決算の大幅増益とiPS細胞技術を活用した新美容商品開発への取組など好感。長瀬産業<8012>(東証プライム)は2年間限定での総株主還元性向100%とこれに基づく自社株買いなど好感されてストップ高。ヒューマンホールディングス<2415>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感され急伸。アイデミー<5577>(東証グロース)はAI/DX・GX人材を育成する学習サービス「Aidemy」の累計ユーザー数30万人突破など好感され活況高。モンスターラボホールディングス<5255>(東証グロース)は遠隔医療ソリューションに関する提携など材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億4103万株、売買代金は2兆2378億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は1227銘柄、値下がり銘柄数は369銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、その他金融、その他製品、金属製品、ガラス土石、保険、化学、鉱業、建設、水産農林、不動産、ゴム製品、繊維製品、石油石炭、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る