コーユーレンティア、子会社のイノテックスエンジニアリングがエネルギーソリューション事業に本格参入

■イノテックスエンジニアリング、EMS導入で自社実践も開始

 コーユーレンティア<7081>(東証スタンダード)の連結子会社で、ICT関連工事を手がけるイノテックスエンジニアリング(東京都江東区)が2026年度からエネルギーソリューション事業に本格参入する。企業の脱炭素化需要が高まる中、同社はエネルギーマネジメントシステム(EMS)の導入支援や省エネコンサルティングを新たな収益源に育てる。

■物流拠点でEMSを先行導入

 同社は2025年12月、レンティアグループの物流拠点である中部エリアセンター(愛知県愛西市)と九州エリアセンター(福岡県太宰府市)にEMSを導入した。両拠点ではリユース太陽光パネルを活用するなど再生可能エネルギーの利用を進めており、EMSによる運用改善で消費電力を10%超削減する目標を掲げる。導入拠点には実機展示やデモンストレーション設備を設け、来訪企業に対する提案活動の場としても活用する。

■政策対応と企業需要の高まり

 政府は2050年カーボンニュートラル実現に向け、2030年度に温室効果ガス排出量を2013年度比46%削減する目標を掲げる。2026年度からは改正省エネ法やGX推進法が施行され、特定事業者に対し屋根設置型太陽光発電の導入目標策定や排出量取引制度(GXETS)への参加が義務化される。企業にはエネルギー運用の高度化が求められている。

 イノテックスエンジニアリングは1986年の設立以来、公共施設や学校、ホテルなどに向けた音響・映像・制御システムの工事を手がけてきた。今回、ネットワーク工事の技術力や社会インフラ分野の知見を背景に、エネルギー領域への事業拡大を図る。

 同社が提供するサービスは、EMS導入、省エネコンサルティング、設備更新(EPC)を中心にワンストップで対応する点が特徴である。製造業や物流業の現場に対し、データ分析を起点としたオペレーション最適化も支援する。

 今後は受注実績の積み上げとコンサルティング体制の強化を進め、エネルギー活用分析や設備更新事業を拡大する方針だ。レンティアグループはESG経営を深化させ、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みを一段と強化する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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