【株式市場】日経平均、2892円安の5万2728円、下げ幅は過去3番目、中東情勢緊迫で全面安

■WTI原油100ドル突破、日本経済への影響懸念で売り膨らむ

 3月9日、日経平均株価の大引けは2892円12銭安の5万2728円72銭となり、3営業日ぶりに反落。下げ幅は過去3番目の大きさとなった。TOPIXも141.09ポイント安の3575.84と下落し、市場全体でリスク回避の売りが広がった。

 背景には中東情勢の緊迫化がある。イランの対米強硬姿勢が続き戦闘長期化への警戒感が強まるなか、原油先物が急騰。米国産標準油種WTI原油先物は1バレル=110ドルを突破し、一時119ドル台まで上昇した。原油輸入依存度の高い日本経済への影響が懸念され、東京市場では幅広い銘柄に売りが波及した。人工知能(AI)関連株にも売りが広がり、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まった。

 後場に入ると、G7が緊急石油備蓄の共同放出を議論しているとの報道を受け、売り圧力はやや和らいだ。下げ幅は縮小したものの2700円超の大幅安となり、相場は後場の高値圏で取引を終えた。出来高は36億8477万株、売買代金は9兆6756億円。業種別では33業種すべてが下落し、非鉄金属、ガラス・土石製品、機械、電気機器などの下げが目立った。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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