NECのLLM「cotomi v3」、デジタル庁のガバメントAI向け国内LLMに選定

■政府生成AI環境「源内」で行政実務への適合性を検証

 NEC<6701>(東証プライム)は3月9日、同社が開発した大規模言語モデル(LLM)「cotomi v3」が、デジタル庁が実施する「ガバメントAIで試用する国内大規模言語モデル(LLM)」の公募において選定されたと発表した。今後、政府が整備する生成AI利用環境「源内(げんない)」において、行政実務への適合性などを見極めるための試験評価が行われ、同社は評価プロセスへの連携・協力を進める。

日本政府は人口減少や少子高齢化に伴う行政機関の人材不足に対応するため、生成AIなど先端技術の活用による公共サービスの維持・強化と行政実務の省力化を推進している。その取り組みの一環として、政府職員が共通利用できる生成AI環境「源内」を整備し、日本語の語彙や表現に適合し日本の文化・価値観を尊重した国内開発LLMの実用性や課題を検証する目的で公募が行われた。

NECの「cotomi」は、高い日本語性能に加え、業務利用を想定した軽量・高速設計や安全・安心な環境対応を特徴とする。また独自のデータ加工・学習技術により業界特化モデルにも対応し、AIエージェントに必要な推論性能やプロトコルにも対応する。評価体制の整備やAIガードレール機能、学習データの法令順守など安全性確保の取り組みも進めており、行政業務の効率化や働き方改革、国内AI基盤の強化への貢献を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  2. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  3. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  4. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  5. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  6. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る