【マーケットセンサー】宇宙ゴミ除去ベンチャーのアストロスケールホールディングスがIPOへ

■初値倍率2倍~3倍の観測も

 宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去や人工衛星の寿命を延長させる事業を展開する宇宙ベンチャー、アストロスケールホールディングス<186A>(東証グロース)が、2024年6月5日に新規株式公開(IPO)を迎える。同社は、宇宙空間のデブリ問題の解決に貢献する技術力を強みとし、成長性の高い宇宙ビジネスに参入している。

 アストロスケールHDは、民間企業として初めて大型デブリ除去実証(CRD2)に参加しており、デブリ除去技術の確立を目指している。また、宇宙基本計画では、宇宙機器産業、宇宙ソリューション産業の市場規模を2030年代早期に8兆円に拡大させることを目標としており、宇宙ビジネス全体が拡大していく見込みだ。

 同社のIPOに対する初値倍率は2倍~3倍が観測されており、投資家の注目が集まっている。宇宙ベンチャーの先駆者であるispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)、QPS研究所<5595>(東証グロース)もIPO時に高人気を博しており、アストロスケールHDも同様の盛り上がりを見せる可能性が高い。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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