三井住友建設、上下水道不要で災害時も利用可能な水循環式バイオトイレ「SMilet」を開発

■快適なトイレ環境で地域防災と建設現場の労働環境を改善

 三井住友建設<1821>(東証プライム)は6月5日、上下水道への接続が不要で災害時にも利用可能な水循環式バイオトイレ「SMilet(スマイレット)」を開発したと発表。このトイレは、自然公園や建設現場など、上下水インフラが整っていない場所でも水洗トイレとして機能し、トイレ環境の改善に寄与する。

 「SMilet(スマイレット)」は、汚水処理槽や貯水槽、蒸発処理槽を備え、上下水道への接続や汲み取りが不要。臭いが少なく、国土交通省の「快適トイレ」の標準仕様を満たす清潔さを提供。2023年10月からの実証実験を経て、問題なく使用できていることが確認されている。

 同社は、6月26日から28日までの「自治体・公共Week第3回地域防災EXPO」に「SMilet(スマイレット)」を出展する。展示会では、防災ICTや非常用通信、水害対策などのサービスが紹介される。また、今後は途上国への普及を含む社会課題解決にも取り組む予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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