北興化学の出直り目立つ、第2四半期決算と新工場の建設などに期待強まる

■新工場によってフォトレジスト用原料の生産能力は2倍に

 北興化学工業<4992>(東証スタンダード)は7月8日、大きく出直る相場となり、取引開始後に9%高の1629円(139円高)まで上げて約2か月前につけた上場来の高値1720円(2024年5月13日)に向かっている。前取引日・5日の15時に「固定資産の取得(新工場建設)」と第2四半期決算、その説明資料を発表し、新工場によってフォトレジスト用原料の生産能力は概ね2倍になることなどを開示し、期待が強まった。

 第2四半期連結決算(2023年12月~24年5月・累計)の営業利益は前年同期比8.0%減の34億02百万円だったが、前回発表の今11月期の連結予想営業利益は当初から41億20百万円(前期比6.7%減)と減益を計画しており、第2四半期まででこの83%を達成した。進ちょく度の速さも注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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