環境フレンドリーHDが再び急伸、ビットコインのマイニング進出に期待集まる

■太陽光発電所の「系統連系」完了まで2、3年の待機期間あり有効活用を模索

 環境フレンドリーHD(環境フレンドリーホールディングス)<3777>(東証グロース)は7月7日、再び急伸し、13時過ぎに82円(29円高)まで上げて約1週間前につけた2017年以来の高値を更新している。7日付でビットコインのマイニングに関する発表を行い、注目集中となった。連結子会社の株式会社EFインベストメントが、エンジニアリング事業や電力・O&Mサービス事業などを行うエネルギープロダクト株式会社(東京都千代田区)と基本合意書を締結するとした。約1週間前には、木質バイオマスを原料にバイオディーゼル燃料やグリーンケミカルの製造技術開発を進めているSolariant Capital株式会社(東京都港区)との提携発表を受けて急伸した。

 発表によると、環境フレンドリーHDは再生可能エネルギー発電設備(太陽光発電設備、バイオマス発電所、洋上風力)の取得・開発、運営業務を行っている。現状、太陽光発電所設備の多くは、完工後に電力会社の送電網や配電網に接続する「系統連系」が完了するまでに2~3年程度の待機期間が発生している。発電設備の運営事業者がこの待機期間を有効に活用する方法として、再生可能エネルギー電気(グリーン電気)を仮想通貨(暗号資産)のマイニングに充当し発掘を行うことで収益を獲得する方法が考えられるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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