トリドールHDの讃岐うどん専門店がフィリピンで50店舗達成!現地で愛される理由とは?

■日本伝統のうどん文化がフィリピンに根付く

 トリドールホールディングス(トリドールHD)<3397>(東証プライム)は、讃岐うどん専門店「丸亀製麺(現地名称:Marugame Udon)」のフィリピンでの50店舗目となる「Marugame Udon OPUS(オープス)店」を2024年7月17日にオープンした。

 フィリピン進出から7年で50店舗達成という快挙は、現地パートナーであるSuyen Corporationとの協業によるものである。Suyen Corporationの現地展開ノウハウと、トリドールHDが培ってきた感動体験店舗構築ノウハウを活かし、フィリピン人の好みに合わせたメニューや価格帯を提供することで、多くの顧客を獲得してきた。

■フィリピンで愛される「Marugame Udon」

 トリドールHDは、2017年8月にフィリピンに1号店をオープンし、その後、多くの顧客が集まるショッピングモールを中心に出店を拡大してきた。

 フィリピンでは主食の米や揚げ物、肉などが好まれる傾向があるため、丼物を日本より種類豊富に揃え、肉入りのうどんメニューを増やすなど、現地のニーズに合わせたメニュー開発を進めてきた。

 また、ファストカジュアルレストランと同等の価格帯で提供することで、現地の消費者が日常的に利用できる和食を目指してきた。こうした取り組みが功を奏し、「Marugame Udon」はフィリピンで人気のうどん店となった。

■ローカルパートナーとの協業で加速する海外展開

 フィリピンでの成功は、現地で多くの事業を手がけるSuyen Corporationの子会社であるB.V. CUISINE INC.との協業によるところも大きいと言えるだろう。

 トリドールHDは、グローバル各地での展開における知見やノウハウを持つ事業パートナーであるローカルバディと協業することで、グローバル展開を強化している。

 今回の50店舗達成は、スーエングループの現地展開の知見やノウハウと、トリドールHDが持つ丸亀製麺の感動体験を構築するノウハウが組み合わさることで、日本の伝統的な「うどん」文化がフィリピンの地で広まり、深く根づいた結果であると言えるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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