【株式市場】日経平均は3217円高、後場は一進一退だが大幅反発のまま上げ幅で歴代1位を塗り替える

◆日経平均は3万4675円46銭(3217円04銭高)、TOPIXは2434.21ポイント(207.06ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は高水準が続き34億8088万株

■昨日は値下がり幅で歴代1位、今日は値上がり幅で歴代1位に

 8月6日(火)後場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)、伊藤忠<8001>(東証プライム)が伸び悩むなど、前場の一斉高、急反発相場に一服感を感じさせる銘柄が散見された一方、大林組<1802>(東証プライム)は一段高で始まり、戸田建設<1860>(東証プライム)は買い気配のままストップ高を継続、三菱重<7011>(東証プライム)も一段高など、反発を強める銘柄が目立った。日経平均は13時にかけて前場の高値(3453円38銭高の3万4911円80銭)に迫り、その後は一進一退のまま大引けまで上げ幅3000円台を保った。昨5日の下げ幅歴代1位更新から一転、上げ幅でこれまで1位だった2676円高(1990年10月2日)を超えて歴代1位を塗り替えた。

 後場は、ユニチカ<3103>(東証プライム)が一段高となり前引け前に発表した四半期決算が好感されて14時半頃からストップ高。ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は業績・配当予想の大幅増額が好感され昨日の下げ幅の3倍近い上げ幅で急反騰。デサント<8114>(東証プライム)は伊藤忠<8001>(東証プライム)によるTOB(公開買付)を受け朝から大引けまで終日ストップ高。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は7月決算に減益予想あるが一両日の下げは売られ過ぎとの見方で急反騰。マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)も昨日は売られ過ぎとの見方で急反騰。

 東証プライム市場の出来高概算は高水準が続き34億8088万株(前引けは17億6850万株)、売買代金は7兆7501億円(同3兆8435億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は1575(前引けは1581)銘柄、値下がり銘柄数は64(同41)銘柄。

 東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、ゴム製品、その他金融、保険、精密機器、輸送用機器、その他製品、電気機器、鉱業、石油石炭、建設、不動産、非鉄金属、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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