【株式市場】日経平均は568円高となり3日続伸、後場は日銀総裁会見待ちだったが上げ幅を保つ

◆日経平均は3万7723円91銭(568円58銭高)、TOPIXは2642.35ポイント(25.48ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加して23億5357万株

 9月20日(金)後場の東京株式市場は、前場上げたホンダ<7267>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)、三菱重<7011>(東証プライム)がやや値を消して始まるなど、買い一服の様子となった。正午前に日銀が金融政策を据え置きと伝えられ、それまでの円安傾向が鈍化、夕方の日銀総裁会見まで動きづらくなったとされたが、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株は一段強調。ただ、JR各社の中ではJR東日本<9020>(東証プライム)の一段ジリ高が目立ち、商社では三井物産<8031>(東証プライム)が中盤にかけて一段高など個別物色が活発。日経平均は14時過ぎまで750円高の3万7950円前後で小動きを続け、大引けはダレ模様だったが3日続伸となった。

 後場は、レゾナックHD<4004>(東証プライム)が製品値上げなど好感されて一段ジリ高となり、丸大食品<2288>(東証プライム)は同業最大手の目標株価を外資系証券が引き上げたとされて連想買いが強まったようで一段高。ホームポジション<2999>(東証スタンダード)はケイアイスター不動産<3465>(東証プライム)からの出資受け入れと業務提携が好感され大引けまで終日買い気配のままストップ高。PSS<7707>(東証グロース)は中部地方でのエムポックス(サル痘)感染者情報が買い材料とされストップ高を継続。サンバイオ<4592>(東証グロース)は遺伝子・細胞製剤の受託製造会社との提携など材料視され一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加して23億5357万株(前引けは8億448万株)、売買代金は5兆9244億円(同2兆877億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1077(前引けは1308)銘柄、値下がり銘柄数は504(同290)銘柄。

 東証33業種別指数は29業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、非鉄金属、電気機器、鉱業、銀行、ガラス土石、ゴム製品、機械、卸売り、精密機器、鉄鋼、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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