エスプールグループ、新クラウド版LCAソフトウェア「MiLCA(みるか)」の販売代理店契約を締結

■導入後の操作や改善策の検討をサポート、両者共同でLCAの推進を目指す

 エスプール<2471>(東証プライム)グループのエスプールブルードットグリーン(本社:東京都千代田区)は9月27日、LCAエキスパートセンター(本社:東京都千代田区:LEC・れっく)が開発し10月中旬にリリースする「クラウド版MiLCA」において、販売代理店契約を締結したと発表。

 昨今、持続可能な社会の実現に向けて、企業に対して環境情報開示などの取り組みがより一層求められている。このような中、エスプールブルードットグリーンでは、温室効果ガス排出量の算定やCDPの回答支援など幅広くコンサルティングサービスを展開しており、一方、LECでは豊富なLCA※の知見をもとに、企業のサステナブル経営の実現をサポートしている。両者が共同でクラウド版MiLCAを提供することで、企業のLCAの取り組みを加速させていく。

 同連携ではLCAソフトウェアMiLCAの提供と合わせてエスプールブルードットグリーンのコンサルティングサービスを実施することで、顧客のニーズに合わせた細やかな支援を実現する。

 具体的にはソフトウェア導入後の操作トレーニングや分析結果の解釈、改善策の検討までを実施することで、サプライチェーン全体での環境負荷低減を目指していく。

 同連携を通して、エスプールブルードットグリーンのLCAコンサルティングサービスの更なる発展が期待される。

※LCA: Life Cycle Assessment(ライフサイクルアセスメント)の略。製品やサービスのライフサイクル全体(資源採掘、製造、流通、使用、廃棄・リサイクル)における潜在的な環境影響を定量的に評価する手法。

■「MiLCA(みるか)」とは

 LCAの専門家「LCAエキスパート」が開発したLCA算定支援ソフトウェアであり、国内発のソフトとして唯一、高い透明性で気候変動に加え、複数の環境影響評価が可能なソフトウェア。2010年の発売以来、大学や国の研究機関、製造業を含む幅広い業界で導入されている。今回リリースされる「クラウド版MiLCA」は多様なデータベース(最新版であるAIST-IDEA Ver.3.4に加え、今後はecoinvent(欧州)など)と連携している上、従来のスタンドアロン型に比べ算定速度も大幅に向上している。またEPD※の円滑な取得や、サプライチェーン全体の可視化による持続可能な経営推進をサポートする。

※EPD:国際規格ISO14025に基づくLCA情報開示のプログラムであり、MiLCAではSuMPO環境ラベルプログラム(SuMPO EPD)のEPD検証用データの作成が可能。

■エスプールブルードットグリーンについて

 カーボンニュートラルを目指す企業のパートナーとして、LCAエキスパート(LCA算定における専門人材)が在籍しており、同ソフトウェアの販売代理店として最適なサポート体制を提供することが可能。

 また、サステナビリティ経営への取り組みをトータルでサポートしており、LCA・CFP、温室効果ガス排出量の算定や TCFD・TNFD 等のサステナビリティ関連情報開示、CDP質問書の回答、カーボン・クレジットの創出および活用など、幅広い支援を提供している。

 これまでの累計支援数は520社を超え、今後も豊富な実績を活かし企業の状況にあわせた支援を提供している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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