【株式市場】前場の日経平均は235円安、半導体関連株の下げ影響するが自動車、電力株などは高い

◆日経平均は3万8944円93銭(235円37銭安)、TOPIXは2690.16ポイント(0.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億9888万株

 10月17日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの最高値や為替の円安気味の推移などを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株や日立<6501>(東証プライム)、三菱重<7011>(東証プライム)などのインフラ関連株、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が堅調に推移し、前日の日銀幹部発言などを受け、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も高い。半面、半導体関連株や電子部品株は続落模様。日経平均は午前9時半頃に119円44銭高(3万9299円74銭)まで上げたが、影響度の大きい半導体関連株が重い上、衆議院選で自民党の過半数割れ予想も手控え要因とされて次第に軟化、10時20分過ぎには247円61銭安(3万8932円69銭)まで下押した後一進一退を続けて前引けとなった。

 九州電力<9508>(東証プライム)が7%高など電力株が全面高となり原発の50年を超えての運転に新基準と伝えられたことなど好感。オープンドア<3926>(東証プライム)は中国の旅行サイトと連携していることや訪日外国人数や消費額が9月までで昨年分を上回り最高を更新とされたことなどを受け活況高。ガンホー<3765>(東証プライム)は投資ファンドの保有判明などで急伸高値。REVOLUTION<8894>(東証スタンダード)は業績予想の増額など好感され急伸ストップ高。グリッド<5582>(東証グロース)は電力株の一斉高とともに需要拡大期待などで急伸しストップ高。イオレ<2334>(東証グロース)はGMOリサーチ&AIとの提携など材料視され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9888万株、売買代金は1兆7785億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は697銘柄、値下がり銘柄数は879銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、電力ガス、銀行、空運、証券商品先物、ゴム製品、輸送用機器、不動産、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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