マーケットエンタープライズの第1四半期はコア事業のネット型リユースが継続成長しモバイルは急拡大

(決算速報)

■連結売上高は33.7%増加し1Qとして過去最高に

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)の第1四半期決算(2024年7~9月、連結)は好調で、売上高が1Q(第1クォーター)としては過去最高となる前年同期比33.7%増の54億92百万円となり、営業利益と経常利益は黒字に転換し、営業利益は69百万円だった。親会社株主に帰属する四半期純利益は損失が7分の1に改善し48百万円だった。一時費用として本社移転に関わる一部費用を計上しており、他の四半期会計期間に比べ営業利益が減少した。

 コア事業のネット型リユースは引き続き成⾧が続き前年同期比16.6%増の増収となった。メディアは回復期間にあるものの、モバイルは新規回線の獲得が好調に推移し67.0%増の大幅増収となった。

 同社グループの事業特性として、引越しシーズンを含む3~5月が需要のピーク期であり、上半期(7~12月)に比べ、相対的に下半期(1~6月)の売上・利益が大きくなる傾向がある。

 6月通期(25年6月期)の連結業績予想は8月に開示した業績予想から変更はなく、売上高は230億円(前期比21.0%増)、営業利益は7億円(前期の約2.3倍)、親会社株主に帰属する当期純利益は黒字に転換して3億20百万円を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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