日本エム・ディ・エムの今期第2四半期連結売上高は過去最高である2004年に迫る63億96百万円

■自社製品比率は87.3%(前年同期85.0%)と2.3ポイント上昇

 人工関節、骨接合材料の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の今17年3月期第2四半期売上高は、過去最高である2004年の65億20百万円に迫る63億96百万円(前年同期比3.6%増)と2013年を底にV字回復を継続している。

 国内の売上高は42億16百万円(前年同期比4.8%増)、米国の売上高は21億79百万円(同1.4%増)であった。米国の伸びが少ないが、これは急激な円高の影響であり、ドルベースで換算すると前年同期比15.5%増と国内を上回る成長率である。
 自社製品売上高は55億84百万円(同6.4%増)で、自社製品比率は87.3%(前年同期85.0%)と2.3ポイント上昇している。

 10月12日に第2四半期連結業績予想の売上高を下方修正したが、利益面については大幅な上方修正を発表したように、第2四半期の営業利益は8億61百万円(前年同期比24.4%増)、経常利益7億57百万円(同27.0%増)、純利益4億80百万円(同44.0%増)となった。

 売上の成長率3.6%に比較すると、利益面の成長率が高い要因は、売上原価が17億83百万円(同0.5%減)と減少したことに加え、販管費比率が58.7%(前年同期59.8%)と1.1ポイント改善したことによる。

 今期17年3月期通期連結業績予想は、売上高140億円(前期比7.5%増)、営業利益18億円(同5.4%増)、経常利益16億50百万円(同7.4%増)、純利益10億円(同24.9%増)を見込む。
 配当に関しては、期末7円(前期6円)と1円の増配を予定。

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