And Doホールディングスの第1四半期決算は減益だが概ね計画に沿った進展、不動産の流動化を見送り残高を積み上げたため収益が期ズレする形に

(決算速報)

■上期まで減益基調だが通期で営業利益11.5%増など増収増益に

 「ハウスドゥ」ブランドで「不動産+金融」事業を全国展開するAnd Doホールディングス<3457>(東証プライム)の第1四半期決算(2024年7~9月、連結)は、売上高が前年同期比5.5%減の145億45百万円となり、営業利益は同60.4%減の3億84百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同74.3%減の1億43百万円だった。

 ハウス・リースバック事業などで取得した不動産の流動化(ファンドへの譲渡)を第1四半期は見送り、大型案件売却を見込み流動化せず残高を積み上げたため、収益が期ズレする形になったが、概ね計画に沿った進展となった。

 6月通期(25年6月期)の連結業績見通しは、8月に開示した前回予想に変更はなく、第2四半期まで減益基調だが通期で増収増益になる計画。通期の売上高は700億円(前期比3.6%増)、営業利益は40億円(同11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は26億40百万円(同6.6%増)の各予想を継続した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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