【株式市場】日経平均は366円安、AI巨額投資関連株の下げ目立つが不動産株など強くTOPIXは高い

◆日経平均は3万9565円80銭(366円18銭安)、TOPIXは2758.07ポイント(7.03ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億9165万株

 1月27日(月)後場の東京株式市場は、日経平均が前引けに比べ100円近く高い142円安で始まったが、13時過ぎまで一進一退を続けて再び下値を探る相場となり、14時前には411円19銭安(3万9520円79銭)まで下押して前引けも戻しきれないまま2日続落となった。一方、TOPIXは小高い。中国が巨額のAI投資なしで高性能の生成AI開発に成功と伝えられたため、米国で巨額のAI投資を表明済みのソフトバンクG<9984>(東証プライム)の下げが目立ち、半導体関連株も総じて重かった。一方、西武HD<9024>(東証プライム)など鉄道株には一段と強含む銘柄がみられ証券会社による投資判断など好感。三井不<8801>(東証プライム)も一段高など日銀の利上げ通過を好感。テレビ朝日HD<9409>(東証プライム)などテレビ局株も高い。

 後場は、岩井コスモHD<8707>(東証プライム)が一段と上げ四半期決算など好感。SBIアルヒ<7198>(東証プライム)も一段と強含み、日銀による利上げを受けて固定金利の住宅ローンに追い風の期待。フライトS<3753>(東証スタンダード)も一段と上げ政府のマイナカード機能拡大方針や業績上振れ期待など再燃の様子。セカンドサイトA<5028>(東証グロース)はドコモ「dカード」の与信審査に同社システム採用と13時の発表を受けて急伸しストップ高。ELEMENTS<5246>(東証グロース)は法人プリペイドカードへのオンライン本人確認サービス提供など材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億9165万株(前引けは9億6433万株)、売買代金は4兆4651億円(同2兆3387億円)。プライム上場1641銘柄のうち、値上がり銘柄数は1280(前引けは1341)銘柄、値下がり銘柄数は324(同261)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、ゴム製品、陸運、鉄鋼、食料品、建設、空運、水産農林、証券商品先物、輸送用機器、銀行、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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