【株式市場】日経平均は193円高、政策関連の重工各社など活況高

◆日経平均は2万7472円49銭(192円69銭高)、TOPIXは1937.61ポイント(24.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億1131万株

 6月1日(水)前場の東京株式市場は、防衛装備品の輸出緩和などを受けて三菱重工業<7011>(東証プライム)などの重工株が軒並み高値を更新し、上海の行動制限解除による産業活性化期待などで機械株や海運株も高い。自動車株はJPモルガン証券のセクター評価などもあり活況高となった。日経平均は19円高で始まった後一気に上げ幅150円台まで駆け上がり、ひと息入れてジリ高のまま前引け間際に202円51銭高(2万7482円31銭)まで上げた。

 ACCESS<4813>(東証プライム)が自社株買いなど好感されて急伸し、菱洋エレクトロ<8068>(東証プライム)は四半期決算など好感されて急伸。日本農薬<4997>(東証プライム)と片倉コープアグリ<4031>(東証スタンダード)はJA全農の肥料値上げ報道などで活況高。ポプラ<7601>(東証スタンダード)はコロナ自粛の影響で5月下旬に債務超過の猶予期間入りとなったが6月以降の回復期待が再燃とされ急出直り。メルカリ<4385>(東証グロース)は6月7日から東証プライムに市場変更とあって買い先行。

 東証プライム市場の出来高概算は6億1131万株、売買代金は1兆4529億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1497銘柄、値下がり銘柄数297銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、輸送用機器、水産農林、保険、陸運、機械、パルプ紙、不動産、ゴム製品、銀行、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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