【銘柄フラッシュ】ブランジスタが急伸し郵政グループ3銘柄はそろって小反落

銘柄

 6日は、郵政グループ3銘柄がそろって小反落となり、日本郵政<6178>(東1)(公開価格1400円、初値1631円)は11円安の1809円を上値に売買交錯となり大引けは65円安の1755円(3.6%安)。かんぽ生命保険<7181>(東1)(公開価格2200円、初値2929円)は30円安の3860円を上値に大引けは160円安の3730円(4.1%安)。ゆうちょ銀行<7182>(東1)(公開価格1450円、初値1680円)は28円安の1747円を上値に大引けは57円安の1718円(3.2%安)。週末売買日のため一時的な売りが先行したとの見方がある。

 各銘柄の昨日までの高値を見ると、日本郵政(6178)は一時1854円まで上げて公開価格(売り出し価格)から32%の値上がりとなり、かんぽ生命保険(7181)は4120円まで上げて同じく87%高、ゆうちょ銀行(7182)は1823円まで上げて同じく26%高になる。

 サンケン電気<6707>(東1)は5日発表の四半期決算で通期の見通しを大幅減額したが予想ほどではなかったようで買い直され、大引けにかけて18.9%ストップ高に達し東証1部の値上がり率1位。ユーシン精機<6482>(東1)も5日発表の四半期決算を好感して急伸し、11.6%高となって東証1部の値上がり率2位。アイスタイル<3660>(東1)は4日発表の四半期決算が連日好感されて11.1%高。ツムラ<4540>(東1)は5日発表の四半期決算などを好感して11.0%高。

 ディップ<2379>(東1)はカリヨン証券による投資判断開始(目標株価3300円)などが好感されて10.8%高。日本プラスト<7291>(東2)はエアバッグ製造のためタカタ<7312>(東1)の問題再燃と逆行する相場で昨日までの2日連続ストップ高に続き本日も一時13.7%高と上値を追う場面があり大引けも4.6%高。

 ブランジスタ<6176>(東マ)は「AKB48」の秋元康氏を総合プロデューサーとして迎える新会社などが材料視されて10月下旬から5日連続ストップ高を含めて急騰し、昨日は急反落となったが引き続きPTS(一部ネット証券などによる取引所外取引)で大商い続くとされて25.3%高と急反発。トランスジェニック<2342>(東マ)は「認知症モデルマウス」に関する特許などが好感されて10.2%高となり、グリーンペプタイド<4594>(東マ)は米国での臨床開始などが好感されて15.7%ストップ高。リーバイ・ストラウス・ジャパン<9836>(JQS)は米リーバイスが着衣型のウェアラブル端末開発で協業との観測が蒸し返されたようで12.0%高と急伸となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る