創業140周年、植木組が記念配当と増配を発表、売上高は予想を下回るも利益面では大幅な改善を実現

■建設事業の進捗遅延も、土木部門の利益率改善が貢献

 植木組<1867>(東証スタンダード)は3月5日、2025年3月期の連結業績予想を修正し、売上高は前回予想を下回るものの、利益は大幅に上回る見込みと発表。また、創業140周年を記念した配当と、業績好調に伴う増配も決定した。

 売上高は、建設事業における大型工事の進捗が想定より遅れたため、前回予想から52億円減の508億円となる見込みだ。しかし、利益面では、前期から繰り越した土木部門を中心とした大型工事の利益率が改善したことから、営業利益は3億円増の25億円、経常利益は3.5億円増の25.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億円増の17億円と、いずれも前回予想を大幅に上回る見込みだ。

 配当については、創業140周年を記念して1株当たり10円の記念配当を実施する。また、業績が順調に推移していることや、内部留保の状況を考慮し、普通配当も10円増配して1株当たり80円とする。これにより、期末配当金は合計で1株当たり90円となる。

 売上高は減少したものの、利益率の改善により、収益性は向上している。これは、同社が注力している土木部門の大型工事が順調に進捗し、高い利益率を確保できたことが要因と考えられる。
る。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る