【銘柄フラッシュ】ゆうちょ銀行が出直り強め日新製糖やタツモがストップ高

銘柄

 10日は、郵政グループ3銘柄がそろって2日ぶりに反発し、日本郵政<6178>(東1)は3.1%高、かんぽ生命保険<7181>(東1)は1.1%高、ゆうちょ銀行<7182>(東1)は3.0%高。後場、3銘柄とも昨日まで2日続落して値ごろ感が舞い戻ってきた中で、定額貯金などの預け入れ限度額の引き上げ構想が一部で伝えられたとされ、後場、ゆうちょ銀行の上げが目立った。

 ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は9日発表の四半期決算で営業・経常益が黒字化したほか、シャープ<6753>(東1)の液晶事業とともに国内の液晶パネル産業再編の核との見方があり7.7%高と続伸。東洋ゴム工業<5105>(東1)は例の免震ゴム問題による特損を除くと業績堅調とされて前場4%高と堅調で大引けは1.7%高。サッポロホールディングス<2501>(東1)は昨日業績予想を減額修正したが出尽くし感などが言われて4.4%高となり年初来の高値。

 正午前に四半期決算を発表したオリジン電気<6513>(東1)は後場一気に堅調転換して上値を指向し3.0%高。13時に四半期決算を発表した日新製糖<2117>(東2)は急伸して23.0%ストップ高、ぴあ<4337>(東1)はジリジリ持ち直し、大引け間際に遂に堅調転換し0.1%高。13時30分に四半期決算を発表した大林組<1802>(東1)は一段強い展開となり2.4%高。14時に発表した加藤製作所<6390>(東1)は一気に堅調転換して3.0%高、BML<4694>(東1)も堅調転換して0.1%高。14時30分に発表した東京急行電鉄<9005>(東1)も堅調相場に浮上して0.3%高。

 日本アクア<1429>(東マ)は9日発表の四半期決算が好感されて16.9%高。CYBERDYNE(サイバーダイン)<7779>(東マ)はドイツでの展開などが言われて5.1%高と出直りを拡大し、アドベンチャー<6030>(東マ)は世界最大級のオランダの宿泊サイトとの提携などが言われて13.5%高。タツモ<6266>(JQS)は台湾企業との提携などが好感されて24.0%ストップ高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る