コーユーレンティア、グループ会社のコーユーイノテックスが中小企業向け「DX人材育成研修」の提供を開始

■コンサルタントがスキル習得からAI導入までを伴走支援

 コーユーレンティア<7081>(東証スタンダード)の連結子会社で、ICT事業を担うコーユーイノテックス(東京都港区)は、2025年4月より「AIを活用したDX人材育成研修」の提供を開始する。この研修は、中小企業に向けてAIの基礎知識や実務スキルを習得するだけでなく、AI導入および活用までを支援する内容となっている。

 コーユーイノテックスは、2006年の設立以来、主にICT機器のレンタルおよびネットワーク構築を中心とする事業を展開しており、ICT環境の整備から保守、撤去までを包括的にサポートしている。2025年1月には教育事業専門のチーム「エデュケーションセールスチーム」を新設。中小企業のAI導入に関するニーズに応えるため、技術知見を持つ講師兼コンサルタントを派遣し、AI人材育成から導入支援までをサポートする体制を整えた。

 現在、大手企業における生成AI導入率が30.6%に達している一方、従業員数50人未満の中小企業での導入率は8%以下にとどまっている(2024年11月情報通信総合研究所調べ)。背景にはAI知識の不足やセキュリティリスクへの懸念、具体的な活用方法の不明瞭さが挙げられている。

 コーユーイノテックスは、同社子会社のイノテックスビジネスソリューションズが持つ約5,300社の中小企業の顧客基盤を活用し、今回の研修提供により、中小企業におけるDX推進を加速させることを目指している。

【特徴】
(1)AIの基礎から実践スキルまで幅広くカバー
・AIの基礎から学べる「ベーシックコース」と、より実践的な活用術を習得する「アドバンスコース」の2つのプログラムから選択
・事前知識を必要とせず、AIリテラシーの醸成から体系的に学ぶことが可能
・ビジネスシーンを想定したワークを通じて、実務の課題解決に直結するスキルを習得できる

(2)現場経験豊富な講師を派遣
・大手企業でのネットワーク構築経験をもち、技術的な知見と実務経験を有する講師が担当
・受講者のレベルや企業の課題や状況に応じて、研修内容を柔軟にカスタマイズ
・対面で実施し、受講者との双方向のコミュニケーションを重視

(3)スキルの習得からAI導入までを講師がコンサルティングで伴走支援
・研修後も講師が継続的にサポートし、スムーズなAI導入を実現
・セキュリティ面での専門的なアドバイスや担当部署との折衝を支援
・限られたリソースで、大手企業と同等の業務成果を達成するためのAI活用を提案

 コーユーイノテックスでは、今後、顧客との対話の中で得られた課題やニーズを新たな研修プログラムの開発に活かすとともに、研修講師の育成にも注力する。中小企業のAI活用を支援し、課題解決に貢献することで、イノベーションの創出に寄与するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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