【この一冊】令和のベストセラー児童書『パンどろぼう』、5周年を迎え記念企画続々

■ユーモラスな世界観と魅力的なキャラクターで幅広い世代を魅了

 KADOKAWA<9468>(東証プライム)から刊行されている絵本『パンどろぼう』(作:柴田ケイコ)が、令和時代において最も多くの読者に支持された児童書となった。集計期間は2019年5月1日から2025年3月31日までであり、この期間の児童書販売実績(株式会社CDP CANTERA調べ)に基づいた結果である。『パンどろぼう』は、パンをかついで逃げる謎のキャラクター“パンどろぼう”が繰り広げるユーモラスな物語で、読み聞かせにも適した内容が多くの支持を集めている。その正体はパンに包まれており、お茶目で憎めないキャラクターが様々な騒動を巻き起こす展開は、子供たちの心を捉えて離さない魅力を持つ。

■シリーズはこれまでに6作品が刊行

 2020年4月に第一作が発売されて以来、「パンどろぼう」シリーズはこれまでに6作品が刊行されている。その独特なキャラクターとシュールな世界観は幅広い層に人気を博し、数々の賞を受賞してきた。『パンどろぼう』は「第11回リブロ絵本大賞」大賞、「第1回TSUTAYAえほん大賞」第1位に輝き、『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』も「第5回未来屋えほん大賞」大賞、「第2回TSUTAYAえほん大賞」1位を獲得。さらに、『パンどろぼうとほっかほっカー』は「第16回MOE絵本屋さん大賞2023」第1位に選ばれるなど、その人気と評価は揺るぎないものとなっている。公式サイトや公式SNSでは、シリーズに関する最新情報が随時発信されている。

■初のゲーム化、特装版、ファンクラブ開設など記念企画が目白押し

 2025年4月16日にシリーズ誕生から5周年を迎えたことを記念し、様々な企画が展開されている。その内容は多岐にわたり、初のゲーム化として「FORTNITE」でのワールド配信が開始されたほか、「パンどろぼう5周年フェスティバル」の特設サイトもオープンした。また、全国の書店では「パンどろぼうへ てがみを おくろう!キャンペーン」が開催され、特別な仕様の『ふわふわカバー特装版 パンどろぼう』の受注も開始。さらに、公式ファンクラブ「パンどろぼう いとしのパンくらぶ」も開設され、ファンに向けたサービスがスタートしている。これらの企画の詳細は、「パンどろぼう」公式サイトで確認できる。作者である柴田ケイコ氏は、高知県出身で、「めがねこ」シリーズや「しろくま」シリーズなど、数々の人気絵本を手がけている。

【書誌情報】
・作:柴田ケイコ
・定価: 1,540円 (本体1,400円+税)
・発売日:2020年4月16日
・ISBN:9784041090602
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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