GENDA、鉄人エンタープライズのカラオケ7店舗を譲受、都心主要エリア網を拡大
- 2025/9/19 07:52
- IR企業情報

■高田馬場・上野・歌舞伎町など人流拠点に進出、顧客層拡大を狙う
GENDA<9166>(東証グロース)は9月18日、連結子会社のシン・コーポレーションを通じ、鉄人化ホールディングス<2404>(東証スタンダード)傘下の鉄人エンタープライズが運営するカラオケ施設等7店舗を譲り受けることを発表した。対象となるのは高田馬場店、上野店、飯田橋神楽坂店、新宿歌舞伎町一番街店を含む主要繁華街の店舗であり、いずれも高い集客ポテンシャルを有する。譲受価額は非公表だが、東京証券取引所の軽微基準の範囲内であり、10月1日に取引実行を予定している。
同社グループは「世界中の人々の人生をより楽しく」を掲げ、M&Aを通じてエンタメ経済圏の拡大を進めてきた。カラオケ「BanBan」を中心に国内外で店舗網を拡大する一方、他事業とのシナジー創出も重視しており、今回の譲受により未出店エリアへの進出を加速する。学生街、ビジネス街、観光地など多様な立地を一挙に取り込むことで、既存顧客層に加え新規顧客層の獲得を狙う。
さらに、同社グループ内での人的資源やDX知見の共有、共同購買によるコスト削減に加え、アミューズメント事業のIPコラボやフード&ビバレッジ事業との連携による収益拡大が期待される。譲受資産や負債の精査は継続中だが、連結業績への影響は軽微と見込まれている。GENDAは今後もエンタメ・プラットフォームの強化を通じ、顧客に魅力的な体験を提供していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)