【どう見るこの株】ベイシス、2Q決算発表を前に下期利益増加特性確認を先取り

どう見るこの株

■2Q累計で売上高6%増と順調推移

 ベイシス<4068>(東証グロース)は、前日4日に1円高の1774円と小反発して引け、25日移動平均線を出没する三角保ち合いに煮詰まり感を強めた。同社株は、今年2月12日に今2026年6月期第2四半期(2025年7月~12月期、2Q)累計決算の発表を予定しており、ここで期初の今6月期通期予想業績を据え置き、事業特性上、下半期に利益が増加することが確認できる業績展開を先取りし割り負けインフラテック株買いが増勢となった。ヒストリカル的にも、昨年8月につけた昨年来高値2497円から6カ月目に入り、高値期日がほぼ一巡することも買い手掛かりとなっている。

■IoTエンジニアリング事業が好調に推移し高粗利案件が業績押し上げ

 同社は、インフラテック企業として通信キャリア向けの5G基地局の施工などを行うモバイルエンジニアリング事業とIoT機器などの設置を行うIoTエンジニアリング事業を経営の大きな柱としており、下半期に利益が積み上がる事業特性がある。このため昨年11月に発表した今期第1四半期(2025年7月~9月期、1Q)業績は、売り上げ19億1900万円(前年同期比1.2%増)、営業利益500万円(同63.2%減)、経常利益500万円(同45.3%減)、純利益100万円(同61.9%減)で着地した。営業組織拡大や株主優待制度継続のために販売管理費負担が増加したことなども響いたが、売り上げでは、IoTエンジニアリング事業が7億9800万円(同8.7%増)と初めてモバイルエンジニアリング事業の売り上げを上回り高粗利率案件が業績に寄与した。今期2Q累計業績も、売り上げ41億6600万円(前年同期比6.3%増)、営業利益3200万円(同63.3%減)、経常利益2900万円(同64.3%減)、純利益1200万円(同75.2%減)と見込んでいる。

 ただ今6月期通期業績は、下半期に利益が積み上がる事業特性から売り上げ86億8400万円(前期比8.8%増)、営業利益2億3400万円(同31.8%増)、経常利益2億2800万円(同36.4%増)、純利益1億2800万円(同32.9%増)と見込み、前期の3ケタ増益に続く2ケタ増益となる。2Q累計決算発表時にこの2ケタ続伸が確認できるか注目されている。なお前期は、2Q累計決算発表時に2Q累計業績が上ぶれ着地し、通期業績を上方修正した経緯がある。

■高値期日一巡で三角保ち合いを上放れ直近調整幅の半値戻しを目指す

 株価は、前期業績の上方修正、優待制度導入・ラインナップ拡充、前期3Qの高利益進捗率業績、今期業績の連続増収増益予想が続いて昨年来高値2497円まで買い進まれ、いったん1551円安値まで調整したが自己株式取得発表などでリバウンドし、25日移動平均線を出没する三角保ち合いを続けてきた。昨年来高値から6カ月目に入り高値期日もほぼ一巡することから三角保ち合いを上放れ、まず昨年来高値から直近安値への調整幅の半値戻し水準の2000円大台回復を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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