くすりの窓口、サエラ薬局90店舗で「EPARKくすりの窓口」導入

■EPARK経由で処方箋送信・受取予約が可能に、待ち時間短縮効果

 くすりの窓口<5592>(東証グロース)は10月30日、サエラが展開する保険薬局90店舗が「EPARKくすりの窓口」処方箋ネット受付サービスを導入したと発表した。サエラは関西・関東を中心に東海、北陸、中国エリアでも店舗を運営しており、今回の導入で患者と薬局双方の利便性向上が期待される。これにより、同社が運営する全国規模の薬局・ドラッグストア検索サイト「EPARKくすりの窓口」は、デジタル処方箋受付の拡充をさらに進めることとなった。

 「EPARKくすりの窓口」は、病院やクリニックで発行された処方箋をサイトやアプリ経由で送信し、希望の薬局で受取日時を予約できるサービスである。薬局側は事前に処方内容を確認できるため、医薬品の準備を効率化できる。一方、患者側は来店時の待ち時間を短縮または解消できる点が特徴だ。全国の調剤薬局・ドラッグストアを検索できる利便性に加え、オンライン受付機能の活用により、医療・調剤分野のDX推進にも寄与している。

 サエラは大阪市中央区に本社を置き、小池由久氏と黒野聖爾氏が代表取締役を務める。2025年10月時点で導入店舗は90店に達しており、地域医療の効率化と顧客サービス向上を目指す動きが広がっている。くすりの窓口は、今回の導入が連結業績に与える影響は軽微としているが、今後も全国的な普及を視野に連携を強化するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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