【木村隆の相場展望】実質新年相場へ順調なスタート、外国人の動向に注目

木村隆のマーケット&銘柄観察

(12月29~30日)

実質新年入り相場へ、好スタートを切る。26日の相場は、NY高に円安が加わり輸出関連株がにぎわい、輸出関連株のほか、内需株や中小型株にも買いが広がった。ただ、25日、26日と売買代金1兆3000億円と、2兆円を下回った。外国人抜きだと商いが急激に減少してしまい、日本株の限界を感じさせる展開ともなった。

投資主体別売買状況では、12月第3週は個人が1022億4100万円買い越し、前週の2852億円に続き、2週連続の買い越しとなった。一方海外投資家は3629億円の売り越しに転じた。相場が個人主導で進んでいることがうかがえる。

一方、先物市場でも海外投資家は5522億円の大量の売り越しに転じた。ロング筋も、短期のヘッジファンド筋もともに売り越しの姿勢を見せている。

新年相場は明るいスタートとなった。個人主導ということもあり、中小型の為替に振り回されない銘柄が注目されそうな状況だ。輸出関連株は海外投資家が売り意向ということもあり、若干頭重い展開になりそう(株式評論家)。

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