PALTEKの15年12月期連結業績は営業益35.0%増

■半導体事業では産業機器、医療機器、ブロードバンド通信機器向けが好調

 PALTEK<7587>(東2)は9日、15年12月期連結累計業績を発表し、売上高が288億41百万円(前期比24.6%増)、営業利益が13億61百万円(同35.0%増)、経常利益が11億44百万円(同8.8%増)、純利益が6億74百万円(同19.9%増)となり、増収増益を達成した。

 売上高については、主力の半導体事業では産業機器、医療機器、ブロードバンド通信機器向けが好調に推移し、大幅に増加した。デザインサービス事業では産業機器や通信機器向けの設計受託、医療機器向けのODM、監視カメラ向けコーデック製品の販売などが堅調に推移した。

 利益面については人件費の増加など販管費は膨らんだが、売上高の大幅な伸長により売上総利益が増加したほかに、仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権の評価額の増加などにより営業利益は大幅に増加した。

 今期通期の業績予想は、売上高は300億円(前期比4.0%増)、営業利益は12億円(同11.9%減)、経常利益は11億円(同3.9%減)、純利益は7億円(同3.7%増)を見込んでいる。

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