うかいは今期一挙に国内4店舗の出店を計画、夏には台湾でも出店

■前期は飲食事業で定休日の導入を拡大するも、増収を達成し、働き方改革でも成果をあげる

 うかい<7621>(JQS)は、今期18年3月期に国内4店舗の出店を計画している。一時期は出店を控え、財務内容の改善を先行した時期もあったが、財務内容の改善が進むとともに、09年9月「グリルうかい 丸の内店」、13年7月横浜市青葉区に「アトリエうかい」、14年4月「銀座kappou ukai」、17年2月東京・大手町に「ル・プーレ ブラッスリーうかい」と出店してきた。ところが、今期は1年間で一挙に4店舗の出店となる。

 東京都内では初の常設店となる洋菓子店「アトリエうかい」が7月に品川駅構内のエキナカ商業施設「エキュート品川」に出店する。
 そして、秋には調布駅直結の商業施設「トリエ京王調布」A館1階に「アトリエうかい」を出店する予定。
 更に、来春には港区六本木に高級鉄板料理の「六本木うかい亭(仮称)」と割烹料理の「ROPPONGI kappou ukai(仮称)」を出店する。
 また、台湾高雄市に建設中のホテル「SILKS CLUB」の唯一のレストランとして「うかい亭高雄」が今年の夏にオープンする予定。

 これまでは1年間に1店舗の出店もなかった年もあることから、今期の国内4店舗の出店は前例のないことといえる。

 ちなみに、気になる財務内容については、有利子負債は、2014年42億97百万円、2015年38億61百万円、2016年32億07百万円、2017年26億57百万円と年々縮小していることから、改善している。

 前期17年3月期は、飲食事業での定休日の導入を拡大したものの、増収大幅増益を達成した。売上高125億72百万円(前年度比4.2%増)、営業利益4億54百万円(同175.1%増)、経常利益4億15百万円(同222.2%増)、純利益2億40百万円(前年同期△1億29百万円)であった。好業績であったことから、3円増配の18円を実施する。
 定休日の導入拡大でも増収大幅増益を達成したことから、最近よく言われている「働き改革」でも成果をあげたといえる。また、今期より、箱根ガラスの森美術館を1月の成人式の日の翌日から11日間休館することを決定している。

 今期18年3月期連結業績予想は、売上高129億円(前期比2.6%増)、営業利益2億66百万円(同41.5%減)、経常利益2億25百万円(同45.8%減)、純利益1億15百万円(同52.2%減)と増収ながら大幅減益を見込む。しかし、配当については、前期と同じく18円を予定している。ちなみに、配当性向は80.9%となる。

 新規出店の費用、同社の文化を継承する人材の確保・育成等、戦略的な投資もあり減益を見込むが、一時的なものであり、今後の収益拡大が期待される。

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