ラクーンホールディングスの今期第3四半期は、2ケタ増収大幅増益

■EC事業、フィナンシャル事業共に順調に拡大

 ラクーンホールディングス<3031>(東1)の今期第3四半期は、2ケタ増収大幅増益の好決算となった。背景には、EC事業、フィナンシャル事業共に順調に拡大していることが挙げられる。

 3月5日引け後に発表された20年4月期第3四半期連結業績は、売上高25億31百万円(前年同期比17.0%増)、営業利益5億27百万円(同33.8%増)、経常利益5億29百万円(同36.2%増)、純利益3億38百万円(同42.3%増)であった。

 同社の主力であるEC事業とフィナンシャル事業共に好調に推移したことによる。

 セグメント別の業績は、EC事業は売上高14億04百万円(同8.3%増)、セグメント利益5億91百万円(同14.2%増)、フィナンシャル事業は売上高12億60百万円(同26.7%増)、セグメント利益1億95百万円(同101.8%増)と両事業共に好調であったが、特に、フィナンシャル事業の好調振りが目立っている。

 これほど、第3四半期業績が好調であったが、通期業績予想は、前回予想を据え置いている。

 ちなみに、20年4月期通期連結業績予想は、売上高34億50百万円(前期比15.8%増)、営業利益6億70百万円(同22.1%増)、経常利益6億70百万円(同22.8%増)、純利益4億25百万円(同12.0%増)と2ケタ増収増益を見込み、過去最高益更新を見込んでいる。

 進捗率を調べると、売上高73.4%(前年同期72.6%)、営業利益78.7%(同71.7%)、経常利益79.0%(同71.4%)、純利益79.5%(同62.5%)となっていることから上振れが期待できる。

 

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