鉄鋼株が戻り高値を連日更新し中国の財政出動など好感

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■日本の景気対策に期待する様子も

 新日鐵住金<5401>(東1・売買単位100株)は8日、取引開始後に2270.5円(77.0円高円高)まで上げて2月以降の回復相場での高値を連日更新し、JFEホールディングス<5411>(東1・売買単位100株)も1681.0円(81.0円高)まで上げて戻り高値を連日更新した。中国で開催中の全人代(全国人民代表大会)で大規模な財政政策の出動などが伝えられ、期待が強まっている。

 年初からの全体相場の下げが本格化する前の水準は、新日鐵住金が2400円前後から2500円前後でもみ合い、JFEホールディングスは1800円台から2000円前後の水準でもみ合っていた。このため、この水準を回復すると上げ一服感が出てくるとの見方がある。ただ、一部には、日本でも年度末にかけて景気対策が行われる可能性を期待する様子があり、この水準を抜けば一気に上値を追いやすくなるといった期待が出ている。

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