技術承継機構がストップ高、上場後初の決算が予想を上振れ注目し直され上場来の高値を更新

■2月5日上場、経営指標として重視する調整後EBITDAは27%増加

 技術承継機構<319A>(東証グロース)は2月17日、一段高となり、前場にストップ高の4040円(700円高、21%高)まで上げて6日ぶりに上場来の高値を更新し、後場はストップ高買い気配を続けている。2025年2月5日に株式を上場。14日午後に上場後初の決算発表を行い、12月決算(2024年12月期・連結)が上場時に開示した決算情報を全体に上回った。あらためて注目し直されたようだ。

 24年12月期・連結決算は、売上高が110億51百万円(前期比18.5%増)で、営業利益は15億17百万円(同72.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益については、負ののれん発生益が減少したこと等により9億01百万円(同44.1%減)だった。経営指標として重視する調整後EBITDAは21億55百万円(同27.1%増)、調整後当期純利益は10億42百万円(同27.1%増)だった。
 
 今期・25年12月期の連結業績予想は、売上高を116億円(同5.0%増)、調整後EBITDAを24億円(同11.4%増)、調整後当期純利益は12億円(同15.2%増)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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