東京ドームは巨人の野球賭博問題が言われ500円割るがダメ押し感も

東京ドーム

■2月安値に続いてダブルボトム形成なら下値確認へ

 東京ドーム<9681>(東1・売買単位千株)は9日、一時497円(15円安)まで下押して2月12日以来の500円割れとなる場面があり、2日続落模様となっている。プロ野球・巨人の活躍が業績に寄与することもある銘柄のため、巨人が8日、野球賭博に高木京介投手が関与したことがあったとして渡辺恒雄最高顧問らの辞任を発表したことを下げの要因とする見方が出ている。

 もっとも、株価は2月につけた今年の安値484円を割る様子はなく、この事案に関してはトップの辞任に発展したことでヤマを越えたとの受け止め方もあるようだ。このまま行けばダメ押し感などから2月の安値に続いてダブルボトム(2点底)を形成する可能性があり、その場合はテクニカル的に下値確認となるため、買いが増加する可能性はある。1月決算の発表は3月11日の予定。このあたりが転機になると想定する向きもあり、しばらく注目が怠れないようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る