マーチャント・バンカーズ、海外投資先配当寄与で1Q営業利益3.2倍、通期黒字転換予想を堅持

(決算速報)
 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は、3月16日に26年10月期第1四半期連結業績を発表した。保有不動産物件の売却がなかったが、海外投資先からの配当を計上したため営業利益は大幅増益と順調だった。そして通期の大幅増収、大幅営業増益(経常・最終利益は黒字転換)予想を据え置いた。所有する不動産物件の売却に加え、収益性の高い投資案件やM&Aへの取り組みを強化する。第1四半期が順調であり、通期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■26年10月期大幅増益予想で1Q大幅営業増益と順調

 26年10月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比31.4%減の4億06百万円、営業利益が3.2倍の1億64百万円、経常利益が33百万円(前年同期は9百万円の損失)、親会社株主帰属四半期純利益が30百万円(同10百万円の損失)だった。

 保有不動産物件の売却がなかったが、海外投資先からの配当1億65百万円を計上したため営業利益は大幅増益と順調だった。なお営業外費用ではビットコイン価格の下落に伴って暗号資産評価損73百万円を計上した。

 通期の連結業績予想は前回予想(25年12月12日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比33.0%増の45億円、営業利益が103.3%増の5億80百万円、経常利益が3億円(前期は31百万円の損失)、親会社株主帰属当期純利益が2億40百万円(同85百万円の損失)としている。配当予想は前期と同額の2円(期末一括)としている。

 昨今の不動産価格と金利の上昇傾向を踏まえ、保有する不動産物件の売却を積極的に行う。また売上利益とキャッシュ・フローの確保を行いながら、貸金や再生可能エネルギー案件など不動産投資より収益性の高い投資案件やM&Aへの取り組みを強化する。なお第2四半期に販売用不動産売却による営業利益約90百万円の計上を予定(26年2月19日付でリリース)している。第1四半期が順調であり、通期も積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は地合い悪化も影響して昨年来安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。3月16日終値は215円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS8円12銭で算出)は約26倍、今期予想配当利回り(会社予想の2円で算出)は約0.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS149円67銭で算出)は約1.4倍、そして時価総額は約68億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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