【株式市場】金融政策「現状維持」でも底堅く日経平均は3日続伸

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の終値は2万463円33銭(78円00銭高)、TOPIXは1646.41ポイント(7.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億4469万株

チャート15 15日後場の東京株式市場は、正午過ぎに日銀が14日から15日に開いた金融政策決定会合で金融政策を現状維持と伝わったが特段大きな動きはなく、日経平均は14時30分にかけて一時ダレただけで70円高の2万450円前後の水準を保って小動きを続けた。主な株価指数は軒並み続伸だが、東証マザーズ指数は軟調だった。

 引き続きトヨタ自動車<7203>(東1)キヤノン<7751>(東1)など、自動車株や電機・精密株の一角が高く、大塚ホールディングス<4578>(東1)などの薬品株も高い。エクセル<7591>(東1)は村上世彰氏の大量保有などを思惑材料に連日急伸し、マルマエ<6264>(東マ)は株式分割などを好感して2日連続ストップ高。ソフトフロント<2321>(JQS)KDDI<9433>(東1)のインキュベーションプログラム参画などが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は20億4469万株(前引けは9億9088万株)、売買代金は2兆3361億円(同1兆1203億円)。1部上場1888銘柄のうち、値上がり銘柄数は1170(同1134)銘柄、値下がり銘柄数は601(同613)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、精密機器、食料品、倉庫・運輸、その他製品、陸運、鉱業、サービス、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る