セルシードが国立研究開発法人への採択など好感し年初来の高値

株式市場 銘柄

■赤字続くが株価はダブルボトム形成し相場つきに変化も

 細胞シート再生医療のセルシード<7776>(JQG・売買単位100株)は13日の後場寄り後に一段高となり、19%高の836円(136円高)をつけて年初来の高値を約1カ月ぶりに更新した。12日付で、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構が公募した平成28年度の「再生医療等の産業化に向けた評価手法の開発」に分担機関として参画する研究開発項目が採択されたと発表。期待が広がった。

 当面の業績は赤字基調が続く見込みだが、長期トレンドでの株価は2015年8月の515円、16年2月の505円を下値に持ち直しており、「ダブルボトム」(2点底)を打った形になっている。このため、以前と異なり、下げても買い安心感があるようだ。このところは移動平均線を上回る位置で推移する傾向が定着する様子があり、相場つきが変わってきたとの指摘も出ている。

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