北海道電力が年初来高値を更新、泊原発3号機に期待、電力株がほとんど値下がりする中で逆行高

■原子力規制委は「適合」、村長は「議会の意見聞く」と伝えられる

 北海道電力<9509>(東証プライム)は8月4日、6%高の998.0円(59.9円高)まで上げて年初来の高値を更新し、電力株がほとんど値下がりしている中で逆行高となっている。同電力泊原発3号機の再稼働を巡り、7月30日に原子力規制委員会による新規制基準への『適合』が伝えられたのに続き、「泊村長、原発再稼働は『議会の意見聞く』」(共同通信8月4日朝)と伝えられ、引き続き再稼働への期待が強まっている。

 ただ、泊原発3号機については、「周辺住民らが起こした訴訟で22年に運転差し止めを命じられ、控訴審での審理が続く。地元自治体の同意を得る必要もある」(時事ドットコム)との受け止め方が出ており、買い材料として100%歓迎するわけにはいかない様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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