【銘柄フラッシュ】アウンコンサルティングなど急伸しメガバンクや鉄鋼株も高い

銘柄

 14日は、新日鐵住金<5401>(東1)が5日続伸となって4.6%高、JFEホールディングス<5411>(東1)は3日続伸となって5.8%高など、鉄鋼株がNY原油の続伸による新興国経済の安定化期待や中国景気の鈍化一巡感などから活況高。また、マイナス金利の先輩国になる欧州の金融株の回復傾向が好感され、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)が3.2%高、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)が2.9%高など、メガバンクがそろって続伸し、出直りを拡大した。

 前引けにかけては北朝鮮が15日の故金日成主席の誕生日にもミサイル発射の観測と伝えられ、様子見ムードが漂ったが、日経平均は前場400円高となり午前の取引を高値で終え、大引けは529円高となり本日の高値で引けた。

 三井不動産<8801>(東1)が5.8%高、アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)も5.2%高など不動産株の強さも目立ち、森ビルによる東京・虎ノ門地区の大規模再開発計画などが好感されたもよう。

 バイオ・医療IT関連株は相変わらず活況高が続き、電子カルテなどのCEホールディングス<4320>(東1)はストップ高の16.6%高。グリーンペプタイド<4594>(東マ)は新薬候補への期待やテレビ神奈川で放送される予定との発表などが材料視されてストップ高の24.6%高。メディカル・データ・ビジョン<3902>(東マ)は政府の医療ビッグデータ活用方針などが材料視されて2日連続ストップ高の18.3%高。日本メディカルネットコミュニケーションズ<3645>(東マ)は一時ストップ高の16.7%高。

 ホクリョウ<1384>(東1)は業績予想の増額などが好感されて9.0%高となり約9ヵ月ぶりに上場来の高値を更新。アウンコンサルティング<2459>(東マ)は多言語対応のデータフィードサービスに関する提携などが好感されてストップ高の27.2%高。ナノキャリア<4571>(東マ)は世界的がん学会「AACR」で4月18日に発表するとされ一時ストップ高の25.3%高。Hamee(ハーミイ)<3134>(東マ)は今4月期の配当実施や「ゆうパック」の自動化に貢献するシステムなどが材料視されて2日連続ストップ高の21.4%高となった。

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