【話題株】インバウンドで注目のラオックスが台湾に子会社、人気の日本製品を現地販売、株価反発のタイミング

イメージ写真=銀座本店(HPから)

イメージ写真=銀座本店(HPから)

 ラオックス<8202>(東2・1000株)は、台湾に子会社を設立する。国内の免税店販売大手が、現地での日本製品(ジャパンプレミアム)の供給を行う。2015年度の台湾からの訪日客数は368万人。中国(499万人)、韓国(400万人)に次いで高く、十分な需要が見込める。

 2015年12月期は売上が前期比84.7%増の926億9300万円と、インバウンド特需効果が大きく反映されていた。今期はその反動が強く、月次報告では5月の国内売上は、前月同月比44%減と苦戦。客数(レジ通過数)は2.1%増えているが、客単価が大きく落ち込んでいる。月次報告では、4ヶ月連続の前年同月割れ。日経MJ新聞の情報によれば、7月から一部店舗内に観光案内所を設置するなど打開策を練っている。

 23日の株価は1円高の85円。5月に2014年8月以来の100円割れとなり、低調だ。2015年7月の高値564円からは85%の下落率。台湾効果から反発のタイミンが近そうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る