【株式市場】英国は「残留派」優勢とされ日経平均は反発し新規上場株も好発進

株式

◆日経平均の前引けは1万6143円24銭(77円52銭高)、TOPIXは1289.66ポイント(5.05ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億2814万株

チャート13 23日前場の東京株式市場は、英国のEU離脱を巡る国民投票が日本時間の今夜に迫り、残留派が優勢と伝えられるため円高への警戒感が後退。鉄鋼、機械自動車などが堅調で、日経平均は朝方に96円41銭高(1万6162円13銭)まで上げた。ただ、様子見気分も強く、その後は一進一退に転じて前引けは77円52銭高(1万6143円24銭)となった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 本日上場のバーチャレクス・コンサルティング<6193>(東マ・売買単位100株)はCRM(顧客管理)プロセスに関するワンストップサービスを提供し、公開価格は1090円。9時20分に公開価格を13%上回る1235円で売買が成立して初値がつき、あと1382円まで上げて売買をこなし、前引けは1290円となった。

 ニトリホールディングス<9843>(東1)が月次好調の観測や円高効果への期待などから上場来の高値に進み、林兼産業<2286>(東1)はマルハニチロが完全養殖マグロを輸出との報道を受けて高い。ナノキャリア<4571>(東マ)は証券会社の投資判断が言われて急伸。オールアバウト<2454>(JQS)は中国の大手旅行サイトとの協業などが言われてストップ高。

 東証1部の出来高概算は7億2814万株、売買代金は6579億円。1部上場1962銘柄のうち、値上がり銘柄数は838銘柄、値下がり銘柄数は975銘柄となっている。

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