【注目銘柄】品川リフラクトリーズはミニゴールデンクロスを示現、営業増益確保し割安感

注目銘柄

 品川リフラクトリーズ<5351>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。第1四半期営業増益を確保、配当利回り妙味もソコソコある銘柄として注目したい。

 同社は、耐火物の製造、窯炉の設計、築炉工事等のエンジニアリングサービスなど、常に業界のトップを走る新技術や新製品の開発を通じて産業界の期待に応え、140余年の伝統の中で蓄積された豊富なノウハウと技術開発力は耐火物のさらなる応用分野を広げ、時代のニーズに的確に応えた数々のセラミックス製品を商品化している。

 前2016年3月期からスタートした第3次中期経営計画では「将来にわたる持続的成長に向け中長期的な視点から競争力の確保を図る」を基本方針とし、「設備・人材面における基盤整備」を最重要課題として位置づけ、18年3月期売上高1100億円、ROE6%を目指している。

 前週8月4日に発表した今2017年3月期第1四半期業績実績は、売上高が237億6500万円(前年同期比1.3%減)、営業利益が12億4600万円(同2.8%増)、経常利益が12億6300万円(同0.4%増)、純利益が4億9600万円(同22.0%減)に着地。

 通期業績予想は、売上高が1028億円(前期比5.0%増)、営業利益が52億円(同3.6%増)、経常利益が53億円(同7.0%増)、純利益が32億円(同14.4%増)を見込んでいる。配当予想は6円(第2四半期末3円、期末3円)継続を予定している。

 株価は、1月5日の年初来高値254円から7月8日の年初来安値176円まで調整。再度8月3日安値176円と売り直されて下値を確認し上昇。ミニゴールデンクロスを示現。出直る気配を見せている。今3月第1四半期営業利益は第2四半期計画に対する進捗率は49.8%とほぼ計画通り順調に推移。今期予想PER5倍台・PBR0.39倍と割安感があり、配当利回りは3.2%と利回り妙味はソコソコある。出遅れ感があり底上げの動きとなるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る