サンエー化研は増額修正を好感して3日続伸!出直り本格化に期待

株式市場 銘柄

 サンエー化研<4234>(JQ)は11円高の469円まで上げて3日続伸。8月10日、17年3月期第2四半期累計および通期利益予想の増額修正を発表したことを好感している。機能性材料の受注回復や持分法投資損益改善が寄与する。株価は6月の年初来安値から切り返している。増額修正を好感して出直りの動きが本格化しそうだ。

■第1四半期は大幅増益、第2四半期累計および通期利益予想を増額修正

 8月10日発表した17年3月期第1四半期連結業績は、前年同期比1.7%増収、48.9%営業増益、32.8%経常増益、37.4%最終増益だった。軽包装材料と産業資材は減収だったが、機能性材料が新規ユーザー獲得などで25.5%増収と好調だった。利益面では原材料コストの低位安定や機能性材料の収益改善も寄与した。

 第2四半期累計および通期予想については、営業利益を90百万円、経常利益を1億30百万円、純利益を95百万円、それぞれ増額修正した。機能性材料の受注回復、中国・長鼎電子材料における経費削減と為替差益発生に伴う持分法投資損益改善が寄与する。なお通期修正予想は第2四半期累計増額分を上乗せした形であり、下期予想を据え置いている。通期は再増額余地があるだろう。

■株価は出直り本格化期待

 株価は6月の年初来安値424円から切り返している。増額修正を好感して出直り本格化が期待される。26週移動平均線を突破すれば上げ足を速めそうだ。

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