【材料でみる株価】第一実業は自己株式取得を発表、収益改善基調も評価して株価は上げ足加速の可能性

■収益改善基調に自己株式取得も評価し上げ足加速も

 第一実業<8059>(東1)は8月10日の取引時間中に自己株式取得を発表した。

 取得株式総数の上限は200万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合3.7%)、取得価額総額の上限は10億円、取得期間は16年8月15日から17年1月31日までとしている。

 業績面も好調だ。7月29日発表した17年3月期第1四半期の連結業績は前年同期比27.1%増収、91.6%営業増益、69.4%経常増益、63.9%最終増益の大幅増収増益となり、通期も増収増益予想としている。収益改善基調である。

 株価は6月下旬~7月上旬の直近安値圏420円近辺から反発して戻り歩調だ。8月10日には自己株式取得を好感して508円まで上伸する場面があった。収益改善基調に自己株式取得も評価して上げ足を加速する可能性がありそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る