【業績でみる株価】セントラルスポーツはモミ合い上放れて年初来高値更新、15年8月高値試す

 セントラルスポーツ<4801>(東1)に注目したい。株価はモミ合いから上放れて年初来高値を更新した。

 業績は好調である。17年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績は前年同期比2.0%増収、21.9%営業増益、22.9%経常増益、29.6%最終増益だった。国民の健康・スポーツに対する意識の高まりが追い風であり、新規出店効果も寄与して2桁増益だった。

 17年3月期通期の連結業績予想は16年3月期比6.5%増収、8.5%営業増益、9.4%経常増益、14.2%最終増益である。そして通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.6%、営業利益27.6%、経常利益27.2%、純利益29.2%と高水準である。通期上振れ余地がありそうだ。2020年東京夏季五輪に向けて国民の健康・スポーツに対する意識は一段と高まることが期待される。

 株価は高値圏2300円~2400円近辺のモミ合いから上放れて、9月26日には2519円まで上伸した。そして日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンド入りの形となった。15年8月高値2632円を試す展開だろう。

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