タムラ製作所は第2四半期の売上高「過去最高」、一昨年来の安値圏から大きく出直る

■経常利益は為替差益も加わり40%増加

タムラ製作所<6768>(東証プライム)は11月8日、大きく出直る相場となり、取引開始後に11%高の565円(58円高)まで上げた後も540円前後で推移し、一昨年来の安値圏からの回復を強めている。7日の15時に発表した第2四半期決算(2023年4~9月・累計)の売上高が、価格改定効果と円安効果などにより「過去最高」(決算短信)の518億71百万円(前年同期比4.9%増)となり、経常利益は為替差益の上乗せもあり18億44百万円(同40.4%増)と大幅に増加。注目が再燃している。

4~9月の営業利益は同4.6%の増加にとどまったが、売上高の過半を占める電子部品関連事業が好調だった。今期・24年3月期の連結業績予想については、電子化学実装事業で中国などの顧客の設備投資抑制が継続すると予想するなど、事業分野によって好不調が混在するとして、全体に5月に開示した従来予想を据え置いた。北米でのデータセンター関連などITインフラ向けの需要に対応するため、メキシコ工場で大型トランス・リアクタの生産能力を増強している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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