【株式市場】四半期好決算銘柄が高く海運株も活況高となりTOPIXは堅調続伸

株式

◆日経平均の終値は1万7425円02銭(21円39銭安)、TOPIXは1393.02ポイント(0.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)9億1163万株

チャート11 10月31日後場の東京株式市場は、正午過ぎに業績予想の増額を発表した東芝<6502>(東1)や13時に四半期決算などを発表した塩野義製薬<4507>(東1)、14時に発表した日本特殊陶業<5334>(東1)が一気に堅調転換し、日経平均は前場の安値1万7369円40銭(76円93銭安を割らずにジリジリ持ち直した。TOPIXは堅調転換し小幅続伸。主な株価指数は東証2部指数、日経JASDAQ平均とも堅調で、前場軟調だった東証マザーズ指数も堅調に転じた。

 後場は、引き続き大手海運株がコンテナ船事業の統合を好感して強く、インフォメーション・ディベロプメント<4709>(東1)が昼前に発表した株式分割と増配を好感して急伸し、13時過ぎに今3月期の業績予想を発表した三菱電機<6503>(東1)は年初来高値。ベステラ<1433>(東マ)は立会い外分売を通過し東証1部への昇格などに期待が強まり後場一段堅調。照明機器の遠藤製作所<7841>(JQS)は業績予想野増額などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億4263万株(前引けは10億782万株)、売買代金は2兆3299億円(同1兆246億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は866(同693)銘柄、値下がり銘柄数は981(同1152)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がりした業種は、海運、金属製品、保険、空運、電気機器、証券・商品先物、輸送用機器などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る