【株式市場】日経平均は42円高となり小反発だがTOPIXは小安く2日続落

◆日経平均は2万7820円40銭(42円50銭高)、TOPIXは1947.90ポイント(6.08ポイント安)、出来高概算(東証プライム)10億6925万株

 12月5日(月)後場の東京株式市場は、ファナック<6954>(東証プライム)や安川電機<6506>(東証プライム)が一段ジリ高傾向となり、中国のゼロコロナ政策の一部緩和など好感の様子。日本製鉄<5401>(東証プライム)も前場の上げ幅を保って推移。ただ、物色の焦点は今一つ絞り切れない印象で、前場上げた東京エレク<8035>(東証プライム)は次第に軟化し、ソニーG<6758>(東証プライム)も軟調。日経平均は一転小安い水準の15円安で始まり、そのまま小動きに終始したが大引けに小高くなり前週末比で小反発となった。TOPIXは軟調で2日続落した。

 後場は、フルキャストホールディングス<4848>(東証プライム)が一段ジリ高となり連続最高益予想の好業績を再評価。ワークマン<7564>(東証スタンダード)も一段ジリ高となり冬の本格化など材料視。出前館<2484>(東証スタンダード)はサッカーW杯効果など期待のようで一段高。INCLUSIVE<7078>(東証グロース)は13時頃から騰勢を強めて急伸商状となり一段高、前沢友作氏とイーロン・マスク氏がオンライン会議を行い宇宙関連事業への進出を9日にも公表かと伝えられ連想買いの見方。TDSE<7046>(東証グロース)は一段高となり12月7日開催のスマートレストランEXPOにAIチャットボットキオスク端末出展とされ注目が集まった。

 東証プライム市場の出来高概算は10億6925万株(前引けは5億4217万株)、売買代金は2兆6403億円(同1兆3439億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は616(前引けは462)銘柄、値下がり銘柄数は1136(同1302)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは6業種)が値上がりし、鉄鋼、鉱業、空運、小売り、繊維製品、卸売り、石油石炭、非鉄金属、化学、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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