日本航空が戻り高値を更新、訪日観光客数の増加や4月以降の展開に期待

日本航空 JAL

■路線開設などへの制限が17年3月末で終了へ

 日本航空<9201>(東1・売買単位100株)は10日、3566円(34円高)まで上げて約3週間ぶりに戻り高値を更新し、11時にかけても30円高前後で推移。海外からの訪日観光客数が2016年も過去最高を更新した模様と伝えられたほか、航空各社が前週発表したこの年末年始の利用者数も国内線が前年同期間比9・3%増加し、国際線は提供座席数が同5%減少したにもかかわらず利用者数は同1%減になり実質増加したことなどが注目されている。

 17年3月期の業績は原油高や円高などの影響により2ケタ減益の見通しだが、株価は16年10月の2900円台を下値に回復相場が続き、このところは波状的に上値を追う形のため、業績動向は完全に織り込まれたとの見方が出ている。同社は2010年1月に会社更生法の適用を申請。これにともなう新規路線に関する制約などが17年4月から外れる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る